日本のスーパーでよく見かける平面パスタといえばタリアテッレですが、
このパッパルデッレはより幅が広いのが特徴です。
ちなみに、タリアテッレはエミリアロマーニャ州が発祥地ですが、パッパルデッレの起源はトスカーナ州にあるそうで、フィレンツェ出身の中世文豪ジョヴァンニ・ボッカッチョの傑作物語集「デカメロン」(1350年~)にも登場します。私のふるさとミラノではあまり食べませんが、ローマ地方では人気のあるパスタです。
日本の輸入食品店でも最近は手に入るようになったパッパルデッレですが、もし見つからなかったら、厚めのタリアテッレや、ペンネとかリガトーニなどのショートパスタで使ってみてください。
◎材料(2人前)
・パッパルデッレ:140 グラム
・そら豆:15個(枝豆でも代用可能)
・プチトマト:5~7個
・新玉ねぎ:1/2個
・バジル、マジョラム、タイム、オレガノなどの生ハーブ(今回はうちのベランダ栽培のマジョラム使用)
・ペコリーノ・ロマノチーズ 40gr(パルミジャーノ・レッジャーノでもOK)
・エキストラバージン・オリーブオイル(以下「EVO」)
・黒胡椒
・塩
①極細切りした玉ねぎは、少々のEVOを引いたフライパンに入れる。
最初は中火ぐらいにしておき、玉ねぎが油になじんだら弱火にする。
玉ねぎは「炒める」のではなく、柔らかくなるまで20分ほど優しく煮る。
そのため、パスタをゆでるために使うお湯をあらかじめ準備しておき(塩も入れておく)水分が無くなったら、少しづつ玉ねぎに足していく。
②そら豆はさやから取り出し、塩の入ったお湯で10秒程度さっとゆでてから皮をむく。
※そら豆をゆでるとお湯が赤くなるので、パスタのお湯でゆでないように。
③そら豆はさやから取り出し、塩の入ったお湯で10秒程度さっとゆでてから皮をむく。
④プチトマトは八つに切る。
⑤パスタがゆで上がり時間4分前に、先にプチトマトとそら豆をフライパンに入れてからパスタも加える。
最後に、手でちぎったハーブも加える。
※最後に盛り付けにもハーブをまたかけるので一部残しておくように。
⑥ゆで汁少し足しながら、1分程度フライパンの中身を揺らしながらなじませる。
⑦火を止めてから、パスタの上にチーズを少しづつかけて、ゆで汁少しかけてて、パスタとチーズを絡ませる。
すべてのチーズを入れるまで繰り返す。
パスタの残りのゆで時間は3分であれば、このフェーズも3分ぐらいかかるようにする。
最後はこの写真のような感じ!
⑧盛り付けの際、EVO、黒胡椒、チーズ、ハーブをこの順にパスタの上にかければ出来上がり。ちなみに今回かけたのは、いつも愛用しているサルディニア島産の塩漬け羊乳リコッタ。
Buon appetito!